木彫りの伝統を受け継ぐトミヤ郷土民芸

ムックリってご存じでしょうか？　アイヌの民族楽器で竹に細工をして
糸を通して口元に付けて、糸の引っ張りにて唇と口内の反響にて音を奏
でるモノとなります。
元々は竹と糸だったのか？については、漁師の漁具を使ってとかが発祥
とかも言われたりもしますが、真意は明確でない為にココでは記載は無
しとしますが、主流になって観光土産品として出回ったのは半世紀以上
前となりますので、単価が低いこともあり、内職的な作りの品でありま
したが、作り主、作り元など受け継いでいくことも困難な状況より、今
現在は、特定の方が少量ながら作り上げる程度となったことから、需要
に対して、供給がゼロに近い状況でした。
弊社でも木製でできないのか？として、シナ・栓・クルミなどで試作を
したものの、形状は同じでも、実際に音を出せるか？の検証が、竹製の
ホンモノのムックリですら音を出せない中（音を出すのが難しいので）
検証はできない！とのことで、あっさり断念したのが15年ほど前か！

ここで「ムックリを何とか！」の想いを抱いていた方が、本品を！
よくぞ考えたものだと感心する品であります。
アイヌ模様の彫り物のケース入りとしてますが、音を奏でる金具と糸と
ケースがヒモで繋がっております。首からぶら下げて使用となりますの
で、ケースと金具が離れ離れにはならなく、画像３の金具を唇にあてて
音を出します。（使用方法は、画像６のように本体と説明書を一緒に入
れております。
木製の筒型ケースの彫刻は、手彫りでの着色となりますので、一つづつ
微妙に彫りの幅や色加減が異なりますが、ご理解いただけたら有難く存
じます。

製造地：北海道阿寒
サイズ：本体長さ11.3cm・金具幅7.5cm
重量：15ｇ
売価：本体価格￥2,500　税込価格￥2,750